胃カメラ検査
胃カメラ検査

胃カメラ検査(上部消化管内視鏡検査)とは、先端に小さなカメラがついた細い管を口や鼻から入れて、食道・胃・十二指腸の内側を直接観察する検査です。「カメラで胃の中を映す検査」とイメージしていただくとわかりやすいと思います。
レントゲンやバリウム検査と大きく違うのは、胃の粘膜の表面を直接リアルタイムで観察できる点です。ごく初期の小さな変化も見つけやすく、異常があればその場で組織の一部を採取して詳しく調べることもできます。検査時間は、特別な処置がなければ5〜10分程度で終わります。
国の検診ガイドラインでは、胃がんによる死亡を減らす効果が確認されている検査として、50歳以上の方には胃カメラまたはバリウム検査が推奨されています。複数の研究で、胃カメラ検診は未受診者と比較して胃がん死亡率を約30〜70%減少させることが報告されています。
「胃カメラは苦しそう…」と不安に感じている方も多いかと思いますが、カメラの細径化や鎮静薬を用いた検査の普及で、以前に比べて苦痛を感じにくくなっています。当院では鎮静薬を使って眠っている間に検査を受けていただく体制を整えておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。
1 内視鏡専門医・消化器外科専門医による検査
日本消化器内視鏡学会専門医の資格を持ち、内視鏡検査・治療を2000件以上施行してきた院長が、すべての検査を担当します。外科医としての解剖学的な視点も活かし、見落としのない検査を心がけています。
2 鎮静薬を用いた、眠っている間に終わる検査
鎮静薬(眠くなる薬)を使用し、うとうとした半分眠ったような状態で検査を受けられる体制を整えています。「以前受けてつらかった」「のどの反射が強い」という方にも安心してお受けいただけます。検査後は専用のリカバリー室でゆっくりとお休みいただき、目が覚めてから医師が結果をご説明します。
※鎮静薬を使用した場合、当日は車・バイク・自転車の運転ができません。ご家族の送迎やタクシーをご利用ください。鎮静薬なしの検査をご希望の方は、事前にお申し出ください。
3 AI診断支援システムの導入
病変の見落としを防ぐため、AI診断支援システム(Endo-BRAIN-EYE)を導入しています。医師の目とAIのダブルチェックで、精度の高い観察を実現します。
4 最新の内視鏡システム
高精細な画像を描出する最新の内視鏡システムを導入しており、NBI(狭帯域光観察)など、微細な病変を発見しやすい観察モードにも対応しています。
5 衛生管理の徹底
使用するカメラや器具は、日本消化器内視鏡学会のガイドラインに沿って消毒・管理を徹底しています。感染リスクに十分配慮した環境で検査を受けていただけます。
このような症状がある方はご相談ください。
国の検診ガイドラインでは、50歳以上の方には2〜3年ごとの胃カメラ検診が推奨されています。日本では年間約12万人が胃がんと診断されており、男性のがん罹患数の3位、女性で4位を占める頻度の高いがんです。胃がんは初期にはほとんど症状がなく、自覚症状が出てから受診したときにはすでに進行していた、というケースも少なくありません。
特にピロリ菌の感染歴がある方は、未感染の方と比較して数十倍以上の胃がんリスクとされています。除菌治療を受けた方でも、これまでに進行した萎縮の影響でリスクは残存しますので、年1回の定期検査をおすすめします。ご家族に胃がんの方がいる場合もリスクが高い傾向にあります。
胃カメラでは、次のような病気を調べることができます。
いずれも、早く見つけるほど治療の選択肢が広がります。
検査予約
胃カメラ検査をご希望の場合、事前に外来を受診していただき、診察ののちに予約をします(お電話での予約の場合、電話の際に検査に関する注意点を十分にご説明いたしますので、事前受診は必要ありません)。
検査前日
夕食は21時までに済ませてください。水、お茶、スポーツドリンクは夜間も摂取可能です。
検査当日
常用されているお薬は検査予約時の指示通りに服用してください。水、お茶、スポーツドリンクは摂取可能です。
検査
検査着に着替え、ストレッチャーに横になっていただきます。鎮静薬を注射し、リラックスした状態で検査を受けていただきます(鎮静薬を希望されない場合、注射はありません)。※検査時間:5〜10分程度
検査後
検査終了後はリカバリールームで休憩いただき、その後、医師より検査結果をご説明します(鎮静薬を使用しない場合はリカバリールームでの休憩は必要ありません)。鎮静薬を使用した場合、車等の運転はできませんのでご注意ください。
| 1割負担 | 2割負担 | 3割負担 | |
|---|---|---|---|
| 胃カメラ検査(観察のみ) | 約1,500円 | 約3,000円 | 約4,500円 |
| 胃カメラ検査+生検※ | 約3,000円 | 約6,000円 | 約9,000円 |
| ピロリ菌検査 | 約200円 | 約400円 | 約600円 |
※生検とは病変の組織を一部採取して、顕微鏡で確認する検査です。
※上記費用に診察料、薬剤料などが別途かかります。
喉に麻酔をかけるため、検査後1時間は飲食を控えてください。喉の感覚がまだ戻っていない状態で飲食すると、食べ物や水が気管に入ってしまう(誤嚥)危険があります。1時間以上経って喉の感覚が戻ってきたら、まず少量の水から始めてください。
喉への麻酔がないため、口からの検査に比べて早く飲食できます。ただし、念のため検査後30分ほどは様子を見てから飲食するようにしてください。
翌日からは通常通りの生活に戻っていただいてかまいません。ただし、強い腹痛・血便・吐血など気になる症状があればすぐにご連絡ください。
TOP