大腸・肛門の疾患
大腸・肛門の疾患
大腸ポリープとは、大腸の粘膜(内側の壁)の一部が盛り上がり、いぼ状に隆起した病変のことです。大腸ポリープにはいくつかの種類があり、大きく分けると「腫瘍性ポリープ」と「非腫瘍性ポリープ」に分類されます。腫瘍性ポリープの代表が腺腫(せんしゅ)と呼ばれるもので、放置すると大腸がんへ進行するリスクがあるため、特に注意が必要です。
大腸がんとは、大腸(結腸・直腸)の粘膜(内側の壁)に発生する悪性腫瘍のことです。大腸は消化器官の最後の部分にあたり、水分や栄養の吸収・便の形成を担っています。大腸がんはその発生部位によって、「結腸がん」と「直腸がん」に分けられますが、総称して大腸がんと呼ばれます。ポリープの段階で発見・切除することが、大腸がんの予防において非常に重要です。
炎症性腸疾患とは、腸(主に小腸や大腸)に慢性的な炎症が起こる病気の総称です。一時的なお腹の不調とは異なり、炎症が長期にわたって続いたり、良くなったり悪くなったりを繰り返したりするのが特徴です。一度発症すると長期にわたって付き合っていく必要がある病気ですが、適切な治療と管理によって、症状をコントロールしながら日常生活を送っている方も多くいらっしゃいます。
過敏性腸症候群とは、大腸や小腸に炎症や腫瘍などの明らかな異常がないにもかかわらず、腹痛や便通の乱れ(下痢・便秘など)が慢性的に続く病気です。「検査をしても異常がないと言われたのに、お腹の不調が続いている」という経験をお持ちの方は、過敏性腸症候群の可能性があります。決して「気のせい」や「我慢すれば治るもの」ではなく、日常生活に支障をきたすこともある立派な病気です。
「突然お腹が痛くなった」「血便が出た」「激しい下痢が続いている」こうした症状が現れたとき、その原因として多く考えられるのが感染性腸炎と虚血性腸炎です。どちらも腸に炎症が起きる病気ですが、原因・特徴・治療方法が異なります。症状が似ているため自己判断が難しく、正確な診断のためには医療機関での検査が重要です。
「おしりが痛い」「トイレのあとに血が出る」「おしりにしこりがある」こうした症状があっても、「恥ずかしくて病院に行きにくい」「痔くらいで受診するのは大げさかな」と思って、ひとりで悩んでいる方は少なくありません。しかし、肛門周辺の疾患は放置すると症状が悪化したり、手術が必要になったりすることもあります。
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