手術を検討中の方への外科医相談
手術を検討中の方への外科医相談

当院の「外科医相談」は、他院での治療方針に対して第二の意見を述べる「セカンドオピニオン外来」とは異なります。患者さんと主治医との信頼関係を尊重し、その方針の上で、患者さんが手術に臨む準備を支援する役割と位置づけております。両者の違いを以下の表に整理しました。
| 当院の外科医相談 | 一般的なセカンドオピニオン外来 | |
|---|---|---|
| 位置づけ | 手術前の事前相談・準備支援 | 他院の診断や治療方針に対する第二意見 |
| 保険適用 | 保険診療(通常の外来) | 原則自費(高額) |
| 主治医との関係 | 主治医の方針を尊重した補完的な相談 | 別の医師が独立に意見を述べる |
| 扱う内容 | 手術内容の理解補助、術前体調最適化、紹介先選定相談など | 診断・治療方針の妥当性評価 |
| 紹介状 | あれば望ましい(必須ではない) | 原則として必要 |
主治医からの説明だけでは理解が追いつかなかった部分について、外科医として実際に手術を行ってきた立場から、図やモデルを用いて補足説明いたします。「どこをどう切るのか」「術後の体はどう変わるのか」「合併症は何か」を、患者さんの言葉に合わせてご説明します。
消化器外科の手術には、開腹手術、腹腔鏡手術、ロボット支援手術(da Vinci/hinotori)など複数の選択肢があり、それぞれにメリットと適応があります。食道がん・胃がん・大腸がん・膵がん・肝臓がんではロボット支援手術が保険適用となり、近年急速に普及しています。院長はda Vinciのcertificateを有しており、各術式の実際を踏まえた説明が可能です。
手術の合併症リスクを下げるために、術前から取り組める準備があります。具体的には以下のような項目です。
「どの病院で手術を受けるか」について、患者さんのご希望(通いやすさ、施設の特徴、執刀医の経験など)と疾患の特性を踏まえ、選択肢を一緒に整理します。地域の基幹病院、千葉県内の中核病院、そしてこれまで院長が研鑽を積んできた都内・千葉県内の高次医療機関の中から、患者さんに適した医療機関を一緒に検討し、ご紹介が可能です。
手術後、退院してからの定期受診・採血・内視鏡サーベイランスを、当院で継続して担えるかどうか、手術前の段階でご相談いただけます。これにより、術後の不安を減らし、地域での生活へスムーズに戻れる体制を、手術前から準備できます。
初回受診(通常の保険診療外来)
これまでの検査結果、診断書、紹介状(あれば)、お薬手帳をご持参ください。現時点でわかっていること、迷っていること、知りたいことを伺います。
必要な追加検査・評価
術前評価として必要な採血、エコー、心電図などを当院で実施可能です。すでに他院で実施済みの場合は、データを共有していただくことで重複検査を避けられます。
説明と意思決定支援
手術内容、術式の選択肢、術前準備、紹介先候補などについて、患者さんとご家族が納得できるまで、複数回にわたってご説明します。
紹介・連携
手術を行う医療機関への紹介状を作成し、必要な検査データとともにお送りします。患者さんの意向を踏まえ、最適な施設をご提案します。
術後の継続フォロー
退院後の定期フォロー、内視鏡サーベイランス、生活指導は当院で継続可能です。詳細は「がん治療後のフォローアップ外来」のページもあわせてご覧ください。
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